- 2023/09/19
フィリップ・K・ディックのSF小説
『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』
(1968年刊)について、
5分でそのあらすじを解説している動画です。
物語の背景
ディストピアの世界
第三次世界大戦後、
放射能に汚染されたサンフランシスコが舞台。
本物の動物が絶滅の危機にあり、
生きた動物を飼うことが
人々のステータスとなっています。
リック・デッカード
賞金稼ぎ(バウンティーハンター)として、
火星から逃亡してきた
精巧なアンドロイド
「ネクサス6型」
6体の処分を命じられます。
彼は賞金で、
今の「電気羊」の代わりに
本物の羊を買いたいと願っています。
アンドロイドとの攻防
判別テスト
人間と見分けがつかない
アンドロイドを特定するため、
「共感力」を測る
「フォークト=カンプフ試験」
を用います。
レイチェルとの出会い
アンドロイド製造元のローゼン協会で、
リックは重役の姪レイチェルが
実はアンドロイドであることを突き止めます。
次々と処分されるアンドロイド
リックは
歌手や警察官に化けたアンドロイドたちを、
同業のフィル・レッシュらの助けも借りつつ
次々と処分していきます。
廃墟のアパートでの決戦
ジョン・イシドア
放射能で知的障害を負った孤独な男。
彼は自分のアパートに逃げ込んできた
アンドロイドのプリスたちを、
仲間だと思って匿います。
最期の処分
リックはアパートに突入し、
激しい攻撃を受けながらも
残りのアンドロイドたちをすべて処分します。
結末:虚しさと救い
レイチェルの復讐
リックが帰宅すると、
本物のヤギが死んでいました。
リックに執着したレイチェルが、
嫌がらせとして屋上から突き落としたのです。
電気ヒキガエル
絶望して荒野を彷徨ったリックは、
一匹のヒキガエルを見つけて持ち帰ります。
しかし、
それは精巧なロボットでした。
それでも妻のアイランは、
眠りについたリックの代わりに
その機械のヒキガエルの世話を始めます。
結論
本作は、
「人間とアンドロイドを分かつ境界はどこにあるのか」
そして
「本物と偽物の価値とは何か」
を問いかける、
SF文学の最高傑作の一つです。